- 2007年4月 6日 20:30
- 猫
湿っぽい日記が続いて申し訳ありませぬ〜。(^^;)
バイオリン日記を目当てにこのブログを読んでいる方、スルーしてくださいね。
ただ、文章を書くことによって少し気持ちに整理がつくような気がするので、今日も湿っぽい話を書きマスです。(^^;)
12時ごろ、動物葬儀センターの人に車で迎えに来てもらう。
曇っているけれど、時折晴れ間が見えて、ここのところの寒さは少し和らいだ一日。
コケちゃんの入った箱を持った夫とワタシとでワゴン車に乗り込む。葬儀センターは相鉄線の希望ケ丘からバスで5分くらいの所。
車中、センターのおじさんと話をする。
猫は今は長生きになって、20歳まで生きる子も増えているけれど、葬儀センターで扱う猫はやっぱり13歳とか14歳が多いらしい。その年令をのり超えると長生きするんですけどね、とはおじさんの弁。なるほど、コケちゃんは微妙な年ごろだったんだね・・・。
話をしていると、またじわりと涙がでてきそうになり、焦る。
実は、朝起きたら案の定目が腫れてパンパンで、無理やりコンタクトを押し込んで、茶色のアイシャドウをまぶたにべったり塗って誤魔化してきたのである。誤魔化せてないけど。(^^;)
葬儀センターのそばにある大池子供自然公園は花見の名所だそうで、車の中から眺めると、見事な葉桜がいっぱいで大変綺麗。おじさん曰く、満開の頃は駐車場に車が入りきらないそうだ。
桜の花かあ・・・。
思えばワタシの母親が死んだのも四月だったなあ。
母親の葬式では涙はあまり出なかったんだけど、昨日も今日も泣きっ放しだ。これは、猫依存症のせいと言うよりは、ひょっとしたら歳のせいで涙もろくなっているのだろうか。やばいですね。(^^;)
こじんまりとした、小さい葬儀センターに到着する。
お線香をあげたあと、コケちゃんと最後のお別れをする。予想の範囲内ではあるが、また涙が出てくる。となりでは夫がやはり鼻水を啜っているので、お互いに顔を見ないようにして、コケちゃんを最後に撫でてあげる。
持って来たエサを紙皿にあけて、コケちゃんと一緒に箱に入れてあげた。
高い「モンプチ」じゃなくて、好きだった「カルカン」だよ。なぜか安いエサの方が好きだったなあ、コケちゃん。
火葬の間、待合室で待機していると、やはり小さい箱を持った親子らしい女性の二人連れがやってきた。
若い方の奥さんが、待合室で待機している間、携帯で写真を眺めては泣いているので、何となく見るともなく見てしまった。きっと、ワタシが泣いているのも、見るともなく見られていたんだろうなあ。
三十分くらいして、名前を呼ばれて収骨室へ。コケちゃんの遺骨とご対面。
小さい〜。
あんまりにもちょこんと小さいお骨なので、つい夫と顔を見合わせて笑ってしまう。
センターのおじさんに、「白くて、綺麗で、細かいところまでちゃんと残っていますね〜。ずっと健康だったんですね」と言われる。なるほど、不健康だと骨までボロボロになっちゃうもんね。最後の最後で変な病気になっちゃったけど、14年間、ずっと健康だったもんね、コケちゃん。
二人でお骨を、これまた小さい骨壷にお箸で二三はこぶ。あとはおじさんが「これは爪の付け根の骨でね、これは腿の所の骨で・・・」と、解説しながら骨壷に入れてくれた。解説を聞きながら、夫と二人で「ほう〜」「なるほど〜」と感心する。
骨壷を持って、車ですぐ近くにある妙蓮寺と言うお寺へ移動。
動物専用の納骨堂の中には、スチール製のラックの上に骨壷が一杯並んでいる。写真や小さい花、ペットのエサが供えてあるものが沢山。
そう言えば、さっき火葬場でコケちゃんと一緒に持って来たエサを紙皿にのせて焼いちゃったんだっけ。(^^;)ここまでとっておけば良かったかな?
空いているところにコケちゃんの遺骨をおさめ、お水をお供えする。
写真もお花もないなんて少し寂しいから、来週あたりまた来て、何か小さいものをお供えしてあげよう。
納骨堂に一年置いてもらった後、お骨は土に返す。
そうしたら、来年の、ちょうど桜が満開の頃、大池子供自然公園に花見がてら、最後にコケちゃんのお骨に会いに来るのも良いなあ。
自分自身は神もホトケも信じておらず、死後のご冥福なんてこれまた信じていないというのに、猫の事となると、何という豹変ぶり・・・。(笑)
だけど、お通夜、お葬式と、昨日からの一連のセレモニーによって、少しだけ心の整理がつきました。
セレモニーとは偉大なものですね〜。
逝った者というよりも、逝かれた者のためにセレモニーってあるんだなって、今さらながら感じました。
猫で悟るワタシもワタシですが・・・。(^^;)
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