送別会

合奏団の指揮者・N氏が、ザルツブルグの大学の指揮科に留学されることになりました。
それで昨夜は合奏団のメンバーで、渋谷のフレンチレストランでささやかな送別会を行いました♪

N氏、向こうの指揮者コンクールに出るかもしれないというお話が出たので、keroはかねてから気になっていた質問を。

「あのう、指揮者のコンクールって、のだめカンタービレに書いてあったみたいに、オケの人がわざと違う音を出したり、違うパートを弾いたりして指揮者に『間違い探し』させることって、本当にやるんでしょうか?」

あれは何巻だったっけ、千秋さまがフランス行って受けたコンクールで、そういう課題が出たのです。本当にそんな意地悪問題やるのかなーと疑問だったのですよ。

N氏「そうですねえ、マゼールみたいな理系の指揮者のやってるコンクールだと、そういう課題をやりますねえ」

はあ?
 理系デスカ?

N氏「指揮者のタイプにも理系と文系があって、理系タイプの指揮者はオケのメンバーの一つ一つの音から構築していくタイプで、『チェロの3プルトの右のキミ、もう少し小さい音出して。あ〜、セカンドバイオリンの2プルト目の左のキミは、もうすこし歯切れよく弾いて』とか、指示出すんですよ」

ほお〜〜。
そういえば、「のだめ」の千秋さまもそういう指示出してたっけ。

kero「な、何だかイヤ〜なタイプですねえ」
聞いていた合奏団の面々も一様にうなづいた。そんな指揮者の元で弾くのはためらわれると思うのはkeroだけではあるまい。

指揮者氏「ロリン・マゼールとか、カール・ベームなんて、典型的な理系タイプの指揮者ですよ〜。一方文系タイプというのは、もっとおおまかに音の流れをつかむタイプで、アバドなんて文系タイプですね」

なるほどねえ。言われてみれば何となくわかるような。
いやー、ひとつ勉強になりました。

これからオーケストラ聴く時は、「この指揮者、文系タイプ? 理系タイプ?」 な〜んて考えながら聴くのも面白いかもね♪

しかし、そう言えばN氏はどっちのタイプだったんだろう。

確かに個々に指示を出していたけれど、それはその、合奏団のレベルが、アレだったわけで・・・(イカ自粛)

         
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