- 2008年10月23日 20:31
- 永沼版画アトリエ
 Fさん、鉛筆エッチングに初挑戦です!
Fさん、鉛筆エッチングに初挑戦です!
まず、銅版に「ソフトグランド」を塗ります。
(普通のエッチングに使うのは「ハードグランド」です)
 下絵を描いたトレペをそっとのせ、マスキングテープで止めます。
下絵を描いたトレペをそっとのせ、マスキングテープで止めます。
 この上から硬い鉛筆(5H,7Hなど)で下絵を元にトレペの上から描きます。
この上から硬い鉛筆(5H,7Hなど)で下絵を元にトレペの上から描きます。
 ソフトグランドは柔らかいので、鉛筆で書いた所がトレペの裏側につき、そこの部分が薄くなるわけです。
ソフトグランドは柔らかいので、鉛筆で書いた所がトレペの裏側につき、そこの部分が薄くなるわけです。
 トレペの上から、何度もなぞったりしないように。
トレペの上から、何度もなぞったりしないように。
 めくってみて確認。写真ではわかりづらいのですが、描画した線がわかります。
めくってみて確認。写真ではわかりづらいのですが、描画した線がわかります。
 塩化第二鉄で腐蝕。
塩化第二鉄で腐蝕。
 グランドをとってみます。鉄筆で描いた線とは一味違った感じです。
グランドをとってみます。鉄筆で描いた線とは一味違った感じです。
 さっそく試し刷りを・・・
さっそく試し刷りを・・・
 大成功!
大成功!
このように、短時間でドローイングっぽい線が腐蝕できるおすすめ技法です!
山本容子さんが使っていた技法ですね。
- Newer: クレヨンを使ってみる
- Older: 今日の銅版画教室 詰めの段階とは

