- 2008年12月 4日 20:35
- 永沼版画アトリエ
実用化してまもないエアブラシ・アクアチントですが、なんともう応用編です。(笑)
Iさんが、雪の結晶の模様のシールみたいなもの?を買っていらっしゃいました。手紙などに貼り付けて使うもののようです♪裏に糊はついてないので、正確にはシールではありませんね。これを、水でぬらして銅版に貼り付けてみました。
エアブラシでウォーターグランドを吹きつけます。
シールを剥がした所。これを腐蝕すると、シールのあった所は防触剤の粒子がかかっていないので、「ディープエッチング」になります。他の部分は「アクアチント」になり、梨地にざらざらになります。
さらに何回か腐蝕。前に白く抜いた所は止めニスで止めておきます。
試し刷り!こんな感じで、止めニスで形を抜くよりも、「ほわっ」と止めることができます。
こちらはAさんの赤レンガ倉庫を描いた作品。地面のところにディープエッチングでマチエールを付け、エアブラシ・アクアチントと、普通の松脂のアクアチントを両方使っています。
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