
銅版。これが無くては話になりません。版画に使う銅版は、厚さ0.8mmの物が適当と思います。
大きな版画材料を扱っている画材屋さんに、あらかじめ適当な大きさに切ってあるものが置いてあるので、初めての人はそれを使うと良いでしょう。
大きな銅版を作る人や、沢山作品を作る人は、1m20cmの長さで、36cm、45cm、60cmなどの幅の銅版を扱っている店で買い、銅版切りで切ります。右の写真は、画材屋さんで裁断してもらった物です。

金物屋で売っている金のヤスリ。銅の四辺を45度に落とす(プレートマークを落とす)のに使います。


これも金物屋さんで買えます。銅の細かい傷や錆を取り、ピカピカに磨くのに使います。液状の物のほか、チューブに入った固練りの物もあります。

ドライポイントを描画するための金属の針です。



右の写真は「三角スクレッパー、バニッシャー」といって、削る役目のスクレッパーと磨く役目のバニッシャーが合体しているものです。
スクレッパーは、細かいところを削る、刀の様なカタチをした工具です。ドライポイントの場合は、ポイントで銅版を引っ掻く事によって出来た「バー(金属のめくれ)」を、この刃で削って調子を整えたりするのに使います。
バニッシャーは、細かいところを磨いたり、調子を整えたりするためのヘラの様なカタチをした工具です。こちらも、磨く事によって調子を整えたり、細かい傷を磨いて真っ白な調子にする時に使います。


下絵を銅版に転写するのに使います。

〜80位の目の荒いものと、〜600番位中程度のもの、〜1500番位の目の細かいもの。3種類位そろえましょう。
ドライポイントの調子を整えたり、逆に粗目のものを使って、わざと銅版に傷をつけて効果を出したりするのに使います。
また、ポイントの先が鈍ったときは、細かいサンドペーパーを使って研ぐことも出来ます。本当は砥石を使うのですが、サンドペーパーでも大丈夫!

版画用語?では「ウエス」といいます。
案外大切な道具です。ピカールを拭き取ったり、紙の水気を拭いたりと、無くてはならないものなので、必ず用意しましょう。
そんなに家にボロ切れなんてないよーと言う人は、画材屋さんでも版画用品「ウエス」として売っています。ボロ切れを買わなくてはいけないなんてバカバカしいですけど、無いと困るんですよ、これが。

版画材料を扱っている画材屋さんや、薬局に売っています。インクやピカールなど、油性の物をふき取ったりするときに使います。


工業用の油分を落とすための有機溶剤です。リグロインと同じく、ピカールやインクを拭きとったりするのに使います。
リグロインもホワイトガソリンも、どちらも有機溶剤ですので、取り扱い、換気には十分注意しましょう。下の写真のように、必ず密閉できるフタのついた容器に移し替えて使います。
なるべくこういった有機溶剤は使わないようにし、使ったウエスを密閉する、エコウォッシュなどの溶剤に切り替えて行く事も大切です。
銅版画を刷るときには、「プレス機」というものが絶対に必要になります。
しかし、プレス機は、個人で簡単に購入するわけにはいかない代物です。
刷りが出来る場所探しをしましょう。
また、小さいサイズの卓上プレスを購入するのも手です。
詳しくは道具百科 紙とプレスの話参照