お正月は朝からお弾き初め。気の早いことに鈴木の教本3巻まで購入していた私keroは、マルティーニのガボットを弾いてみたりする。そして、本当にこんな曲が弾けるようになるのかと、年明け早々ため息をついたりする。
1月22日。ようやくゴセックのガボットを卒業させてもらい第2巻に突入する。
鈴木の第2巻は第1巻の復習だ、と先生に言われたとおり、わりとサクサクと曲がすすむので、ご満悦の日々。少しは右手の弓が「踊らなく」なったような気がする。
「ロングロングアゴー」の変奏曲あたりから移弦、移弦スラーが沢山出てきて、左手の押さえもむずかしくなってくる。
「妖精の踊りのテーマ」で、左手3(E線A)と4(E線B)の半音を弾くのに、3と4をぴたりとくっつけて同時に押さえる、という事を教わるが、小指の短さのためか、これが未だ超苦手である。
先生に「カニさん指運動」をやるように命じられる。これは、人差し指と中指をくっつけたまま、薬指と小指をくっつけて、中指と薬指の間を出来るだけ広げる運動。手がつりそうだった。
5月12日、インターネットでお知り合いになった森野さんの呼びかけるアンサンブル会に参加。不安を抱いて参加するも、暖かいメンバーの方々のおかげで無事アンサンブルで弾くことができた。
考えてみれば絵などでは共同作業で何かを作り上げる、ということがない。アンサンブルは共同作業。非常に楽しい。以後二ヶ月に一度ほど森野さんの会に参加させて頂いているが、お互いの音の合わせかたなど、大変良い勉強をさせていただいている。二次会で参加メンバーの方々の音楽の話を伺うのも面白く、アンサンブルがやみつきになる。
鈴木の第3巻「マルティーニのガボット」に突入。正月にはまったく弾けなかった曲が弾けるようになったので、大変嬉しい。このトシから始めてもバイオリン、少しは上達するんだなあ〜、としみじみ思う。人生、何事もあきらめはいけないぞ!
鈴木の第3巻では3と4をくっつけるパターンの左手押さえが沢山出てくるのだが、このころ、「カニさん指運動」の成果が多少あらわれたのか、前よりはなんとか押さえができるようになってくる。
7月23日、ドヴォルザークの「ユーモレスク」に入る。何度聴いても飽きない綺麗な曲だ。綺麗に弾けるようになりたいなあ〜。
先生に「来年の1月に発表会があるけれど、どうしますか」と聞かれ、お馬鹿なことに「ハイ、出ます」と答えてしまう。
発表会の曲目はバッハの「ブーレ」に決める。9月17日、この曲のレッスンをはじめるが、大変音程がとりづらく、難しい曲だ。
「ブーレ」、ようやく2ページ目にたどりつく。が、やはり♭の音程(3と4の指のくっつけパターン)が超苦手。
先生に音量のなさを指摘される。「フルサイズの楽器なのに、今は2/4か3/4サイズくらいの音量しか出ていませんよ。」と言われ、がひょ〜〜んとなる。
11月5日、「同じ曲を弾き続けていると波があるので、次回から四巻を少しずつ始めましょう」、と言われ、鈴木の第4巻に突入。
といっても、第3巻がまともに弾けた訳ではなく、未だに難しいことがいっぱいだ。バイオリンの奥の深さと技術の難しさを改めて感じる。バッハのブーレにしても、左手の音程や移弦など大変難しく、本当に人前で演奏など出来るのかと大焦り。
第4巻にもなると、楽譜の音符の量が全然違う。細かい音符がたくさんだ。
習いたてのころから使っていたもう一つの教本「ホーマン第1巻」が終了。「小野アンナ音階教本」というのをこれからレッスンしてもらうことになる。
鈴木の第4巻、「ザイツの協奏曲」というのはファーストポジションの総仕上げのような曲。自分の基礎力のなさを実感する。まあ、一年や二年で基礎も何もあるわけないか・・・。(^^;)開き直って弾きまくる。