木版リトグラフ講座♪

天気が良いけれど寒い日が続きますね〜♪
さてさて、昨日日曜日は、当アトリエ初の試みとしてゲスト講師の方に来て頂きました〜。
木版リトグラフのT先生です！
ということで、木版リトグラフ一日講座のご報告です〜。

今日は3時間でひと通り体験してみる「超初心者コース」ということで、参加者は土曜日のKさんとMさんお二人に参加して頂きました〜。
管理人も一緒に参加します！

描画する板は、「プライウッドグラフ」という、新日本造形社からでている予めカゼインで目止めしてある板です。これに、ソリッドマーカーで描画していきます。

いつもの絵と「芸風」が違うんですが（爆）管理人の絵です。麦太郎くんを描いたつもりですが、染ちゃんに似ちゃった気がします。(^^ゞ

こちらがソリッドマーカーで、クレヨンに似たかきごこち。

お二方も描画終了間際。

描画が終わったらアラビアゴムを塗ります。

本来アラビアゴムを塗って２〜３日時間を置くべきなのですが、今日は一日講座なので、強制的に乾かしちゃいます。(笑)

さらに彫刻刀で彫りを入れて、またアラビアゴムを塗ります。
このあたり、作業を数日に分けたほうがスムーズですし版も安定するということです。

いよいよ刷りです。
ここでは普通のリトグラフ用インク（スワローの黒）を使いましたが、プレス機ではなくバレンや足踏みで刷る場合は柔らか目の木版用油性インクを使うそうです。

刷り方はいろいろ可能ですが、今回は銅版プレスを使って刷ります。
ベッドプレートの下に黒いビニール布をおき、刷る紙をおきます。その上に、版木を画面を逆さまにしておきます。（銅版と逆なので要注意！）
さらに硬い紙であて紙をして、プレスに通します。

・・・が、圧の調節がかなり難しいですね(^^ゞ
管理人のプレス機は油圧なので、「かかるかかからないかギリギリ」の圧がイマイチ安定しなくて、メーターでも目で確認できないので、ここは今後要工夫です。

圧かけすぎちゃったのでどうなることかと思いましたが、ちゃんと刷れました。版が少しそっちゃいましたが・・・。

手彩色して刷ったもの。

短時間でしたが3〜4枚刷ることが出来て、非常に充実した楽しい時間でした〜。
手軽な技法だけに、刷るたびに刻々と絵が変化するあたりが、難しくもあり面白くもあり、作家の数だけ技法があるという言葉がピッタリの木版リトグラフでした〜。

アトリエにはプライウッドグラフがありますので、チャレンジしてみたい方はぜひどうぞ！

遠方から来ていただいたT先生、参加していただいたKさんMさん、どうもお疲れ様でした〜♪