- 2009年7月 9日 12:22
- 永沼版画アトリエ
永沼版画アトリエの、2年に1度の展覧会「ミクロコスモス版画展vol.3」 。
情報をホームページにアップしたので、どうぞご覧下さい〜♪
詳しくは、またこっちのblogの方でもアップします!
さて、今日は裏技中の裏技(笑)
雁皮の鏡貼りで〜す!
木口木版では、雁皮に刷った作品を鏡面貼りにすることは多いのですが、銅版でもやれないものかと試してみた所、
●エッチングのように、インクが強く付いているなら大丈夫
●薄いアクアチント、メゾチントなどの調子は、やはり裏から見ると薄く見える
と言う感じでした。
まず、いつもの雁皮刷りと違って、
●台紙と雁皮の間に、わら半紙のような紙を挟んで刷る。
●もちろん、雁皮に糊を塗らない
と言う工程で、雁皮だけに刷っておきます。
わら半紙にインクが張り付かないように、雁皮の水分が乾いたら、そっと剥がして、乾燥させておきます。
まず、張り込む紙を水張りしておきます。2つの作品を張り込む時のガイドの線を、鉛筆で書いておきます。
前回雁皮だけに刷って置いたもの。
透明な塩ビ版に水で貼り付けて、糊を塗ります。
塩ビ版を台紙に当てて、張り込みます。
もう1枚も。こちらは、さっきのと逆さまの向きに張り込みます。
隙間が空かないように注意。
完成!
よく見ると少し黒の調子が変わっちゃいますが、鏡貼り作品出来上がりです♪
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