今日の銅版画教室 ウォーターグランドを試す

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お盆開け初の永沼版画アトリエです♪

一昨日、最近何かと話題になっている「アクリル系水性グランド」を試して見ようと、新日本造形のウォーターグランドを画材屋さんに届けてもらいました。

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銅版画の制作は、伝統的に防触剤として「松脂、アスファルト、蜜蝋」を使います。これらを溶いたり洗ったりするのにどうしても「ホワイトガソリン、リグロイン」などの有機溶剤を使うので、健康に良くない。
そこで、最近はNon-Toxic Printmaking(ノン・トクシック技法)と言って、非有害な銅版画の制作技法を研究している方が増えました。

銅版画のグランドに「床用アクリル系ワックス」を使うというのは、だいぶ前から聞いていたのですが、銅版画用として市販されてるものを使うのは初めてです。

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試しに、テスト用銅版に引いてみます。

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10分すれば描画できると書いてありますので、早速乾かしてニードルで引っ掻いて見ます。
・・・・
うーん。
ダメですね。(; ̄∇ ̄A

線が太く、ぱりぱりしてしまいます。
まあ、わざとこういう効果が出したい場合などは有効かも知れませんが・・・・

試しに水洗いしてみたら、何と!
簡単に溶けてしまいました。(-_-;)
これでは何回も腐蝕液につけては洗い、書き足すという作業にはとうてい堪えられません。

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一応奇麗に流し引きしたものを一昼夜乾かして、また明日testしてみようかと思います。
ただ、説明書きにあるように原液で使うと、ちょーっと濃くて、なおさら線が「ぱりぱり」してしまいそうですね〜。

いろいろネットで調べて見ると、ジョンソン社のフローリング用水性ワックスがよいらしいのですが、日本では売ってないのです。
リンレイのフローリング用ワックスが良いとの噂もありますので、いろいろ試して見たいです。

あ、ただ、このウォーターグランド、エアブラシで銅版に吹きつけて、アクアチント効果を出すには大変使い良いという噂。

こっちの方はぜひ試して見たいと思います。

たぶん、グランドの方も、本気になってメーカーさんが開発したら、完璧なものが出来そうなんですが・・・。(^^;)
銅版画人口は少ないですから、なかなかね〜。

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