2004年1月

今月からヘンデルのソナタは第2楽章にはいる。でも先生には「ボーイングの良い練習になるので、第1楽章も練習続けてくださいね〜」としっかりクギをさされるのであった。(^^;)ゆっくりテンポな曲ほど難しい〜、と最近わかってきたkero。ごまかしがきかんのです。

さて、新年初のレッスンの時間。「もう少しバイオリンを(地面に対して)平行に構えるようにしないと、E線が弾きにくいですよ。」と指摘される。そういえば、先生を変わってから少し楽器を正面よりに構えるようになったんだっけ。そのせいだろうか?

私keroは肩幅がまったくなく(横にゼイニクがぼよんとはみ出してはいるがこれはニクであってホネでない)絵にかいたようなキューピーさん体型なのだ。そのため、普通の人のようにKUNの肩当てを(バイオリンの裏側から見て)右上がりに装着すると、肩の骨に激突してしまうのである。痛くてたまらない。それで、左上がりに装着するくらいがフィットしていいのだが、これだと左側のほう(構えたとき胸に当たる側)が、ネジをめいいっぱい高くしても足りない感じ・・・らしい。んで、バイオリンが地面に対して垂直に近くなっちゃうわけ。これって五嶋みどりさんみたいな構え方で、自分では格好いいと思っていたが、やっぱり巨匠のスタイルをマネしちゃいけないみたいですね〜〜。(爆)

「一度、楽器屋さんに行ってKUN以外の肩当ても全部試してみるといいかもしれないですね〜」と言われ、keroは燃えた。さっそく楽器屋であるものをかたっばしから試してみる。

結論として・・・。1.ブリッジ型は基本的にKUNと一緒。ブリッジ部分がごついものほど駄目みたい。アゴ側が高くなりすぎるものも駄目。2.座布団式はこんどは低すぎる。故に、どうもしっくり来るものは市販品に無し!!ひえ〜〜。

そこでkeroはない知恵を精一杯絞ってみた。KUNの肩当ては、左上がりの付け方なら(胸側が低くなることを除けば)割とフィットしていたわけだ。そこで、台所用スポンジ薄型を輪ゴムでKUNの胸側につけて弾いてみたら・・・何と!バッチグーだった。先生にも「やっぱり手作りが一番よね〜」となぜか納得される。

そんなわけで今は台所用スポンジ付き肩当てなのだが、いくらなんでも見栄えは悪いので、いずれお裁縫してちゃんとしたものを作らなきゃ!きっと座布団式も自分で手作りしたら、ナイスフィットのものが出来るかも知れないゾ。しかし、高校生いらい「裁縫」てことをろくにしたことがない、わたしkero。やらなきゃと思いつつどうもやる気になりません〜。いったいいつ完成するのか、アタシの手作り肩当て!?

2004年2月

肩当て、相変わらず台所用スポンジのまま。(爆)

ヘンデルのソナタは第3楽章、カイザーは10番に進む。このカイザーの10番、16分音符4つの移弦つき分散和音を、左手は重音のように一気に押さえて弾くというものだ。まともに弾けるまで一週間くらいかかってしまう。それにハモる音で全然弾けないぞ!

ラフォリアの時といい、このカイザー10番といい、よほど重音がヘタだと思われたのか(いや、実際ヘタなんだが)、小野アンナ音階教本で、新たに3度の重音音階の課題をやるように言われる。一番上の音が5ポジまで上がる音階だ。単音なら5ポジ楽にとれるんだが、重音で2と4で取る所なんか指と指のくっつき具合がメチャむずかしい。あと、恐るべき事に、ファーストで2と4の重音が取れないことが判明!もっと指が柔らかく広がるようにならなくちゃ〜。しかし、最近この重音のページを開くと、たちまち気分がドーッと落ち込むkeroであった・・・。

さて、2月最後のレッスンに行った時。「実は6月に東京のお教室と合同で発表会があるんですが、keroさん、出て下さいね〜〜。」と先生。ひえ〜〜、どこへ行っても発表会からは逃れられないのね!!しかしよく話を聞いてみると、今回は東京で先生が教えているお教室の、アイリッシュ・ハープやチェロの方も合同の発表会らしい。なかなか面白そうだ。「それじゃ出てみます♪」「じゃ、弾きたい曲、考えておいてくださいね〜♪」と、なぜかすんなり話を決める。

さすがにこう毎年発表会があると、慣れてきたのか、開き直ってきたのか、じぶん。弾けないと落ち込んだり、上がったりするのも、もうマゾ的快感になってきたような気も・・・。(爆)

2004年3月

3月最初のレッスン日、発表会の曲選びのため、先生の所にいろんな楽譜を持って行く。観賞用に買ったもの、「これなら自分でも弾けるかも」と希望的観測の元に買った楽譜、などなどである。いろんな曲が弾きたいので一つに絞るのが難しい〜。

「一番今弾きたいのはバッハの協奏曲1番なんですが、バロックものが続いたのでちょっと違うものも弾いてみたいです。」「そうですね〜、去年も発表会でビバルディのGmol弾かれたのですよね?少し違う傾向のものがいいですねえ〜」と、持って行った曲をパラパラしながら先生。先生は前から「クライスラーなんか弾いてみるといいかも」とおっしゃっていた。私のバイオリンの音色に少しは色気を・・とのご配慮であろう。だけど、わたしは「愛のナントカ」とか「美しいナントカ」って、実はあんまり興味ないのである。

クライスラーの中では、好きなのは「前奏曲とアレグロ」「シチリアーノとリゴードン」。

「前奏曲とアレグロ」は重音がめちゃたくさん・・・。これは4,5年後にトライということにしておこう。(^^;)「シチリアーノとリゴードン」、これは後半の「リゴードン」の部分がやたらめったら早いテンポなのがネックだ。それに跳ばしもあるし、半音階で上がっていく所とか、音程も難しい。最後の方にハイポジの音へのジャンプがあったり、ピチカートがあったり、不安一杯だ。・・・と先生に言ったら、「3ヶ月あるんだし、出来ないことは曲を通して出来るようにすればいいじゃないですか〜」とたしなめられた。はあ、その通り!だけど、発表会の曲って、不安が5つあるより2つか3つ位の方がいいのでは・・・。(^^;)

「そうですね、私はシチリアーノとリゴードンをおすすめします!」と先生。おおっ!本当にわたしが、このような曲弾いちゃっていいのか!と大感動したkero。「じゃ、これで行きます〜〜!」さくっと決まった発表会の曲選びでした。

早速家に帰ってリゴードンの所を弾いてみる。ううっ、弾けない・・・・。 四分音符=60テンポでチマチマ練習するがそれでも弾けない!CDの巨匠の演奏は。計ってみると四分音符=160だ。ううう・・・・。(^^;)ともかく楽譜の指定では「Allegro」と書いてある。メトロノームを見てみたらAllegroとは120〜160位のテンポと書いてあるゾ。目標は120だっ!!・・・でもいざとなったら、100くらいでもいいかもしれん・・・・。(←弱気)

2004年4月

「速いテンポの曲でも、とにかく最初はゆっくり練習しましょう〜。」との先生のお言葉。「そしてその時、右手も左手も力を抜いて楽に弾けるよう心がけること。全部の音に力はいってたら大変な事になっちゃいますからねえ〜。あと、ゆっくりテンポで練習していても、弓を使う幅をたくさんにしないことが肝心です。」

お言葉にしたがいつ、リゴードン、60テンポからだんだん速度を速くしていき、なんとか100くらいでヨレヨレ弾けるように。いつも感じることだが、練習すればなんとかなるものなのだなあ〜。速いテンポになってくると、左手も右手も力を入れてたらとても追いつかないので、自然と力も抜かざるを得なくなってくるし、大変勉強になる曲だ。

しかし、しかしだ。この曲、どうも本番中に事故りそうなイヤ〜な予感が・・・・。(^^;)(^^;)(^^;)というのも、舌をかみそうなややこしい手首移弦の箇所とか、音痴になってしまう難しい音程のところとかで、ちょっと「頭で考えたり」するとすぐにつまずく。ひとたびつまずくとテンポが早いために、オロオロしてるうちに2,3小節すっ飛ばす羽目になる。

それと最後の2小節、テンポキープのまま5ポジに駆け上がり、最高音「H(シ)」のフラジオレットを鳴らすところが今のところ打率2割5分といったところ。猫も思わず顔をしかめる奇々怪々な音が出ちゃうのだ。ダンナちゃまにも、「いっつも最後で失敗してるじゃないかよお〜」と指摘されるkeroであった。シクシク。今までの発表会、ナントカ落ちないで弾けてたんだが、これが初の黒星になったりして!?

いや、こういう不吉な予感&心配を、克服するのは練習あるのみだっ!てなわけで、苦手そうなところだけまたもや60テンポからひたすら練習。苦労ははたして報われるのであろうか。

去年から始めたカイザーは、ようやく1巻最後の曲にたどりつく。最後の曲は16分音符が上がったり下がったり移弦だらけ、スラーで速いテンポで弾くという・・・まるで「リゴードン」そっくりな練習曲だ。小野アンナの方もちょうど2オクターブの音階とアルペジオやってるので、毎日どの曲も上がったり下がったり・・・。はう〜。思わずため息な日々であった。

2004年5月

例によって自分の録音を聴いてみる。例によって大ショックを受ける。・・・って、毎回言ってるアタシも進歩がないなあ〜〜。(^^;)

まずシチリアーノ、ゆっくりテンポなので一つ一つの音に慎重になりすぎちゃってテンポ感が皆無。8分の6拍子をもっと意識しなくっちゃ!あと、すっごい音痴。左手のフォームを少々改造した結果、ファーストポジションの音程までがえらい不安定になっているのに自分でも大ショック〜。ゆっくりな曲だし、ビブラートも不安定なのでよけいに音痴が目立つ。

あと、リゴードンは非常にせわしなく余裕がなく聞こえる。まあ、実際余裕がないんだけどね。なんだか、焦りまくりが音にでているぞ。1音1音力入っちゃってるし・・・。フォルテとピアノをしっかり差をつけたり、フレーズをひとかたまりにして弾く方が軽快にきこえるはず。力抜いて、力抜いて〜〜、と自分に言いきかせつつ弾かなくては。

「フレーズの終わりごとに、ちゃんと呼吸をして下さいね〜」とは先生のお言葉。「必ず間に合います!すぐに次のフレーズに突っ走っちゃわないで、一息入れて弾かなくてはいけません〜。」ハイ、納得です。本番まで、息する練習しておきます!!しかし、こういう事って、どうして録音しないとわからないんだろう!?じぶん。

結果、リゴードン、テンポにこだわらないことに決めた。ゆっくりでもいいから、もちょっと余裕たっぷりに弾くことに決定。ついでに、「跳ばし」もあきらめた。(爆)ともかくも、落ちずに弾けたらそれで良しとしよう。だいぶ志が低くなってきたような。あとちょっとしかないのに大丈夫なんでしょうか。トホホ。(^^;)

2004年6月

発表会前にkeroにはしなければならぬ事が一つ待ちかまえていた。それは肩当てである!いくら何でも見栄えがわるいので、台所用スポンジは黒のタオル地で包まれた。こんな事をするくらいで数ヶ月かかっているワタシは、ハイ、たいへんな不精者なんです。(^^;)

(後日談・・・肩当てはKUNでなくマッハ・ワンというものに変えたらスポンジあてなくても大丈夫になりました。ほっ。)

6月13日、発表会当日はありがたいことに雨もあがって涼しい1日。詳しくはこちらをご覧いただきたい。さすがにもう3回目、あがったりして練習通りに行かないことに慣れてきたっつうか、失敗しても落ち込まなくなってきた自分であった。とりあえず落ちずに弾けたのが慰めである。しかしできたら、一生に一度でいいから「会心の出来」っていうのを経験したいものですなあ〜。

さて、発表会直前のレッスンの時。「次の曲は何がいいでしょうかねえ〜。」と、クライスラーの曲集をパラパラめくりながら先生。どうも今の先生は、難しい曲を弾かせたがる傾向があるので、どうなることか恐ろしい。「ベートーヴェンのロマンスなんてどうでしょうか?」と、ピアノをポロリンと弾く先生。「あ、それはハイフェツのCDに入ってる曲ですよね。」しかし、ベートーヴェンは好きだけど、あの曲ってぴんとこないなあ・・・。

「今まではバロックものばっかり弾いていて、ベートーヴェンとかモーツァルト系は全然弾いたことがないんです。」「そうですね、鈴木の教本がそういう曲揃えですからねえ〜。」と先生。「モーツァルトは、右手の脱力したボーイングの勉強にとってもいいですし、協奏曲なんてどうでしょう?」アイヤ〜、モーツァルトの協奏曲!?日頃デュメイのCDを愛聴しているが、カデンツァなんてkeroに弾けるんだろうか!?しかし、右手の脱力、と聞くと、なんだか自分が非常に特訓しなくてはいけない事のように感じる。

実は、次の曲はバッハの協奏曲1番をお願いしようと思ってたんだが・・・・。「やっぱり好きだからといってバッハばっかり弾いてるとだめなんでしょうか。」「うーん。」と口を濁す先生。あわわ。これではやっぱ、バッハは当分おあずけにした方が良さそうである。

「モーツァルトだったら3番の協奏曲が比較的短いし、テクニック的にも簡単ですよ。おすすめです!」おおっ!本当にわたしが、そのような曲弾いちゃっていいのか!と大感動したkero。「じゃ、それで行きます〜〜!」早速発表会が終わった後、楽譜を買ってきて弾いてみるkero。ううっ、弾けない。低速でネチネチ練習するが、それでも弾けない・・・・・。 あれ?前もどこかで同じような事を書いた気が・・・???

こうしてkeroは、またもや分不相応な曲にチャレンジすることになってしまった次第である。今度のは協奏曲。長い曲だし、いったい何ヶ月くらい絞られるんでしょう。(^^;)

2004年7月

モーツァルトの協奏曲3番。譜面づらは簡単そうに見えるんだが、これが弾いてみるとメチャ弾きにくい。ちょっとしたところですぐポジ移動しなきゃいけないし。モーツァルトさん、左手4本の指で弾くっちゅうことを考えて作曲してないんだろうか。

さらに、「モーツァルトくさく」弾くための弓使いの数々。音の終わりは力を抜くこと、「余韻ビブラート」をかけること、またしっかり弾くべきなのはどういうところなのか、とか、スタッカートの表情の付け方などなど・・・。実際やってみると、なるほど、モーツァルトらしさとはこういう事なのか〜と納得することばかりだ。

先生は「こうよっ」と惜しげなくお手本を見せてくれるのだが、その音を聴いてkeroはのけぞった。せんせい・・・う、美しい・・・!ものすごくモーツァルト!!(☆_★)

今まで他の曲でもそりゃ美しい音でお手本を見せていただいていたのだが、モーツァルトではまるでオーラがでてるような・・・。おまけに、この曲になってから先生、教えるのも非常に楽しそうである。

先生はモーツァルトな人だったんじゃあ〜〜!!そういえばカルテットでモーツァルトのファースト努めてらっしゃったっけ。しかし、ワタシが必死で美しい音を再現しようと努力しても、先生との格差はいうなれば「月とすっぽん」のようであり、別世界の音なのである。(^^;)先生、少しはマシな音を出すようにしますんで、見捨てないでくだしゃいまし〜。

ところで、keroが買ったこの曲の楽譜は、ベーレンライターの新版で、カデンツァ3種類(イザイ、アウアー、フランコ)が付いてるとってもお買い得な楽譜である。カデンツァは3種類見比べられるんだが、どれを見ても「こりゃ弾けんわ」ってシロモノ。なんていうか、楽譜を見ただけで全身が拒否するようなシロモノなのである。重音だらけだし。それも大嫌いな3度の重音ばっか。(爆)そういえば先生、カデンツァの楽譜は貸して下さると言っていたっけ・・・。きっとそれはkeroにでも弾ける簡単なものに違いない。

7月の最後のレッスン日、ようやく第1楽章の終わりにヨレヨレ近づいたkero。先生、「それじゃ、カデンツァも見てきて下さいね〜。あ、これ、私が使っていた楽譜ですので、参考までに。」ウウッ!!これはフランコのカデンツァではないかっ!!「せんせい・・・あの・・・これよりもっと簡単なのって存在しないんでしょうか・・・。」「あ、多分ないと思います!フランコのが綺麗だし、これで行きましょう!」「・・・(ヒクヒク)あの〜、これ、本当に弾くんですか・・・?」「もちろん弾きます!ま、シフトさえなめらかにできれば問題ないですよ〜。」

問題大ありデスよ〜!!え〜ん、こんなの弾けないよー。難しすぎるよー。カデンツァって、演奏家が自由に作っていいんだよね。いっそ自分で作曲しちゃおうかしらん。音階を上下して重音一回だけ、みたいなやつ。そんなことしたら先生に口きいてもらえなくなりそうなので、やらないと思うけど。(^^;)

2004年8月

8月最初のレッスンは恐怖のカデンツァである!2週間必死で練習したのだが、宴会芸にもならなそうな出来だ。笑ってごまかすか冗談を飛ばして先生を煙にまく以外に対処法は考えられない。

カデンツァは、全編重音だらけ。譜読みも大変だが、指が覚えてくれないのだ!小野アンナ音階教本で日々鍛えられているものの、短い指のせいか、手の筋肉が固いせいか、ファーストポジションで2と4の指で3度の重音を取るのが大変苦手。左手で苦心していると右手にも伝染して、肩に力が入りまくってしまうのであった。さらにさらに、一番最後の所で重音トリル!!1と3で押さえつつ、2と4でトリルするわけです。ハア〜〜。(^^;)ここまで出来ないづくしだと弾き終わった後さすがにぐったりです。

「次回は第1楽章とカデンツァを通して弾いてもらいますね〜。」と先生。ヒイイ〜〜。弾き終わった後失神して倒れちゃいます〜。

次回のレッスンに向けて練習を始めた矢先・・・・。実家の父が突然入院!!入院当初は結構やばい病状だったため、バイオリンどころではないパニック状態にkero一家は突入する。よって、9月の後半までレッスンと練習はお休み。やっぱり。大人の習い事は練習時間の確保が大変だあ。

2004年9月

今月は書くこと少ないです。この駄文を毎月読んで下さっている皆様、申し訳ないですう〜〜。

とりあえず9月いっぱいレッスンはお休み。練習だけは後半から再開しようと思っていたら、こんどは父のリハビリだの退院後の段取りなど雑事もろもろで、9月はほとんどバイオリン触れませんでした〜。トホホ。

はたしてkeroの(バイオリンの)リハビリはどうなるのか?そしてモーツァルトは宴会芸から脱却できるのであろうか!?(→10月号につづく)

2004年10月

ようやく練習再開しました〜!

1ヶ月ぶりにバイオリンをアゴにはさんだとたん・・・・。「ウッ」なんだか違和感が。バイオリン持つのってこんな感じだったっけ?もともと肩当てを変えたり、姿勢を正しく工夫したりと、苦労していた楽器の保持だが、たったの1ヶ月で感覚を忘れちゃったみたいだ。左手も固くなってるし、最初に出てきた音がまさにハーモニカみたいな音!マイ・バイオリンも長い間ほおっておいたのでご機嫌斜めのよう・・。。

もともと身体がコチンと固いkero。楽器の練習とは本当に日々の鍛錬が大切なのね〜。(特にアタシのような歳になると。)

10月最初のレッスンの日、先生にお休みを詫び、「リハビリ中」な事を申告して見て頂く。やはりセブシックなど弾くと指が固くなってるの丸わかり。油断すると弓もまっすぐ弾けないし。2回目のレッスンでようやく以前くらいには弾けるようになった気がする。まあ、元々のレベルがたいしたことなかったんで、戻るのも早かったのかも。わはは。(^^;)

モーツァルト、第1楽章とカデンツァ通して弾く。重音の音程などいちいち気にしてると止まりまくっちゃうんで、(かっこだけは)音楽的に弾くように心がけた。所々、左手が難しい所などは右手も影響されて、弓が止まってしまうのがもったいないとコメントをいただく。「右手が止まってしまうと音楽が止まってしまいますからね〜。それがバイオリンの難しいところです。フレーズのつながりをもっと意識しましょう!」たしかにその通りです〜。音楽的な事を意識する前に技術的な所で止まっちゃってるんですね、私kero。

あと、カデンツァはもっともっとタメたり伸ばしたりして良いとのこと。特にアルペジオの部分などは、楽譜通りに律儀に弾かず、「#ど♭しそみ、みそ♭し#ど」じゃなく「#ど〜〜〜〜♭しそみ、みそ♭し#ど」みたいに最初の音を引っ張りまくって、残りはシュパッと弓を動かして弾く。先生のお手本が笑いが出ちゃうくらいにカッコイイ〜。

次回ももう一回通して聴かせてください、ってことで、引き続き第1楽章アンド・カデンツァは続くのである。進歩がほとんど目に見えない・・・じゃなかった、耳に聞こえてこないんで、落ち込むなあ。

カイザーは20番に進む。これが全編重音の練習曲で、モーツァルトもカイザーも重音地獄〜〜、とブルーになったのだが、「あれ?」意外と弾ける。弾けるぞお!今年はじめからやっている小野アンナの重音練習が効果あったのか、カデンツァ特訓が効いたのだろうか。少しは重音アレルギーが治ってきたkero♪今年は名付けて「重音克服イヤー」だっ!

2004年11月

11月最初のレッスンはカデンツァの総仕上げ。といってもちっとも仕上がってないんですが・・・。

出だしの三度の重音の所は、「エチュードみたいに弾かないで」(笑)。とはいえこの楽譜をみると脳裏に小野アンナ音階教本がちらつくのです、先生〜。

次の部分は、ミステリアスに何かか起こりそう〜な感じを漂わせて。音階で一気にのぼって、次に「ジャーン」解決和音、てな感じで弾くべしとのこと。しかし、私の場合、解決にならんのよね。音程わるくって。ハテナ印が5つくらい付きそうな感じだ。(^^;)アルペジオのところは先生のお手本をマネして弾いてみたのだが、「だいぶ形になってきた」とのこと。ここだけよ、ほめられたの。トホホ。

全体に「もっとドラマを組み立てて」弾くように、と言われる。しかし、遅くするところは楽だけど、早く弾くには音符が難しすぎるんで、ドラマを盛り上げようにも・・・。この楽譜で余裕を持って音楽的に弾くにはもっと修行しなくては。しかし、仮に10年修行してもこんなの本当に「綺麗に」弾けるようになるのかと、一抹の不安がよぎるkeroなのであった。

ともあれ、7月からずーっとやってた第1楽章あんどカデンツァはひとまず終わり。わ〜い。\(^O^)/「でも忘れないように毎日一回は弾いて下さいね〜」とクギを指される。「3楽章までいったら、全楽章通して弾きましょう!」全楽章演奏すると・・・演奏時間25分!?体力持ちません、先生〜〜。

てわけで第2楽章に突入したkero。この曲は「アート・オヴ・バイオリン」というDVDの出だしに流れる、それはもう美しいスローな曲で、わたしはコレを弾くのがとっても楽しみだったのだ。呪わしいことに、これにも三度の重音満載のカデンツァがあるが、第1楽章のカデンツァよりは短く簡単そう。苦難も短くて済む。

さっそくウキウキと練習をはじめるが、「・・・んん!?」出だしの四つの音が全然きれいに弾けないっ!!スローな曲ほど難しいのはわかっているけど、盛り上げようとちょっと弓圧かけるとハイポジなだけにギコっていっちゃうし〜。シクシク。難しいよう。あこがれ曲なのに。

先生曰く、こういう曲は押さえる左手の指をあまりに立てすぎるとシャープな音がですぎちゃうので、寝かせて柔らかくする。また、出だしの所などハイポジで小さい音で弾くときは、押さえる指も少し指板から浮かせて、手のひらを振動させてビブラートをかけるそうだ。ハイポジでビブラートがかかったためしのないkero。できるんでしょうか、ハア〜。美しい第2楽章にはまだまだ遠い道のりのようです。

2004年12月

12月最初のレッスン、モーツァルト第2楽章本編を通して弾く。弾き終わった後、先生「左手はだいぶ良くなりましたね〜。ビブラートのかけ方とか、押さえ方とかに変化がでてきました。あと右手は呼吸。両方とも、自分がどんなイメージで弾きたいかを考えるにつきます。」うっ、なんか、だいぶ話が高級になってきた感じが・・・。

「たとえば、右手は柔らかく弾きたいところは弓を指板寄りにしたり、左手も寝かせたり、小さくはかなく消えるところは細かいビブラート、大きい音の所は大きなビブラートとか・・・」「先生、まだビブラートの緩急を付けるような余裕がないです。(^^;)」「いいえっ、こういう音を出したいというイメージさえあれば、動きは自然とついてきますっ!」

ひゃああ!!先生そこまでおっしゃる!でも、確かに言われていることは至極納得。CDで巨匠の音を聴いていると、確かにビブラートだって一律じゃないし、音も甘かったり辛かったり、鋭かったり柔らかかったりするものなあ。そういう別世界の音を、少しでも自分の中に取り込むようにしないとこの先は道がないのかもしれない。ちょっと反省のkeroであった。

「次回はカデンツァ付きで通してみましょう。カデンツァは本当に自由に弾いていいので、楽譜にとらわれないでやってみてくださいね。」実は、このフランコの第2楽章カデンツァって、探してみたけどCDを発見できなかったのだ。「お手本がなくてもいいんですよ、楽譜から自由に自分の音楽を作ってみて下さい!」

さ〜て、次回のレッスンまで3週間も間が空くので、研究時間はたっぷりだ。いろんな弾き方(自己流)でカデンツァをやってみる。弾き方はいろいろあるが、なにせ技術に難ありなので、たとえば重音が難しいところで速度を上げたりできないし、手かせ足かせ状態になっちゃうのだ。

とりあえず「こんな感じ」と決めて練習すると、それなりに形になったような気がする。(・・・少なくとも第1楽章のカデンツァよりは簡単なんで。)ついでに、発表会直前しかやらない録音なんてこともやってみる。おおっ、昔に比べればだいぶ音もマシになってきたような。でも、アタシってホントに右手が下手くそ。(T.T)なんてか、ミスが多いのよね。力はいりすぎて「ギコ」とか、抜きすぎて裏返ったりとか。音が「ぶち」って切れちゃったらそれは音楽がとぎれてしまうことだ。ハイポジで特にミスが多いのです。修行しなくては〜。

さ〜て、3週間後、待ってましたの第2楽章アンド・カデンツァ。

弾き終わると先生「ぱちぱちぱち」。うう、なんて優しい先生だ〜。「すごく良くなってきました〜。ただ、右手、一番最後ピアニシモで力を抜くときの音なんかが一番綺麗・・・。全体にそういう音がもっとあればいいんですけどねえ。出だしの4つの音も、弓圧で変化を付けようと思わず左手の押さえやビブラートで変化を付けるようにすると良いです。」

力の抜けたボーイング。心がけてはいるが、5年たっても出来ないの。(^^;)来年は第3楽章。こんどこそ、モーツァルトらしい力の抜けた美しい音で弾けますように♪