バイオリン弾きへの長い道

2001.05.15 2003.09.11re-update

私keroがバイオリンを始めたのは2000年の7月からである。

三日坊主のkeroが、もうかれこれ数年続けているということは、かなりハマっている証拠であろう。

最初のうちは、ぎこぎこ、きこきことのこぎりの歯立てのような音。そして、楽器を構えると肩は凝るわ、腰は痛くなるわ・・・・。どうなることかと危惧したものだが、下手は下手なりにバイオリンって楽しいのだ!

さ〜て、私がなぜに、いい歳をしてバイオリンを始めようなどと思い立ったかについて長々と語ることにしよう。

もともと私は音楽聴くの大好きな人である。趣味として、何か楽器を弾きたいなあ〜とずーっと思っていた。

私はもともと幼少の頃ピアノをやっていた。そこで第一候補はモチロンピアノ。しかし、今の我が家は「プレス機地獄」。ピアノを置くスペースなぞ全然ない。

そこで、「デジタルピアノ」を買おうかな〜なんて、考えていたのである。しかし、よくよく煮詰めてみると「デジタルピアノも、普通のピアノも、幅の長さは同じ」。・・・よくよく煮詰めないでもあたりまえか〜(^^;)これじゃやっぱり我が家には置けません。

そこで、私はハタと考え込んだ。 もともとピアノが面白くなくなったのは、私の手が小さくて、どうしてもオクターブの早弾きなどができないので、弾く曲が限られてしまうからだ。 ならばデジタルピアノを買っても同じことだ。(鍵盤の大きさは同じだしね〜。)だったらば、いっそ鍵盤楽器に捕らわれず、未体験の別の楽器はどうだろう・・・・。メロディー楽器を演奏したい!!と突発的に考えた。

鍵盤楽器はやはり「歌う」ことが最も難しい楽器である。好きな声楽のCDなど聴きつつ、私は「思う存分歌いたい!」と考えた。

とすると、笛系か、弦楽器か・・・・。

笛系はフルートとかクラリネットとか色々ありますが、私じゃやっぱり無理だな、と最初にあきらめた。私、keroは肺活量がじぇんじぇんない女なのだ。風船を膨らまそうとすると、すぐに目の前が真っ白になっちゃうし。

すると、残るは弦楽器かあ〜。

しかし、弦楽器なんて、思いつきではなかなか始められないもんです。だって、そうでしょう〜、バイオリニストの方々の華麗な動き。激しい弓使い。小さいころから習ってないと難しい、なんて聞くと、どうしても二の足を踏むのが普通ですよね〜〜。それに、楽器だってウン百万とかするんじゃないじゃろうか・・・・。

遠い昔に「チゴイネルワイゼン」を聴いて、あまりのカッコ良さにお母ちゃまに「バイオリン習いたい」とお願いした事を思いだす。しかし、当然帰ってきた返事は「ピアノ買っちゃったんだからだめ〜!それにバイオリンは初心者は歯が浮くような音が出るのよっ!!」

やはり二の足踏む原因はこれですね。歯が浮くような音への恐怖。モチロンそれに耐えつつ特訓を重ねれば上手くなるのだろうが、忍耐力のないことには定評のあるワタクシkeroにそんな忍耐の日々が送れるのであろうか・・・・。うーむ。

そんな事をつらつら考えていた2000年のある時、私は横浜の楽器屋の前を通りかかった。すると、なんと!「サイレントバイオリン」というものがあるではないか!値段はデジタルピアノよりもずーっと安い。それにこれだったら「歯の浮く音」で回りに迷惑をかけないですむのではなかろうか。ここでワタクシのやりたい楽器ナンバーワンに「バイオリン」が一気に急浮上したのである。

さてさて、何事も準備万端事前調査万全型のkero。「そうだ、インターネットでサイレント・バイオリンの事を調べて見よう〜♪」と思い立ち、さっそく検索かけて色々なページを回ってみた。

な、なんと・・・・出るわ出るわ、ざっくざく!

大人からバイオリンを始める人がこんなに多いとは、ちょっとびっくりした。ピアノを大人から始めて趣味でやっている知合いはいたけれど、少なくとも私の回りには弦楽器を始める人なんていなかったので、嬉しいやらびっくりするやら・・・

しかし、色々調べているうちに「サイレント・バイオリン」というのは完全にサイレントではないという衝撃の事実を知ったのであった。なんでもサイレントバイオリンにさらに消音機を付けなくてはいけないと言う。「なーんだ、それじゃなあ・・・・」それに、よくよく調べてみると憧れの生バイオリン(つまりアコースティック、本物のバイオリンね。)も、値段はピンキリ。サイレントを買うお金で安いバイオリンなら買えてしまう。 「うーん、これだったらモノホンのバイオリンの方がいいなあ。それに、バイオリンにコードとか音量つまみがついてるのは風情がないしなあ。」

・・・・まさかと思った「生バイオリン購入計画」がこうして着々と進んでいったのであ〜〜る!

さて、色々なバイオリンのHPを見ていると、必ず「初心者は独学は絶対無理。レッスンを少しでも受けたほうが良い」とある。

うーむ。

レッスンを受けるとしたら毎日の練習時間を確保しなくてはならない。まあ、しかし時間はなんとかなるだろう。いつもぼーっとテレビ見たりしてる時間をレッスンに当てればいいわけだし。時間は「作る」もんだしなあ。

問題はオカネ。皆様ご承知の通り、私は絵描きだ。(他の仕事もやってるけどね。)当然ビンボーである。今どきの音楽教室の相場って、いくらくらいなんだろう?私のポケットマネーでまかなえるんじゃろうか・・・。

不安を抱いて色々タウンページなど調べて電話をかけまくる。

すると、なんと我が家から徒歩10分の場所で、自宅で教室をやっている先生がみつかったのだ。おそるおそる月謝を聞いてみると、なんとすごーく安く見ていただけることがわかった。これなら出来る!

それに、ある程度弾き方がわかったら、あとは独学でもいいんだしね〜〜。(しかし、あとでこの考えはヒジョーに甘いとわかったんだが)

聞いてみると、楽器購入も相談にのってくれるという。渡りに船、棚からぼたもち、豚に真珠!(←これは違うか)さっそく見学をかねて教室にいそいそと出かけていったkeroであった・・・・。


さて、希望と不安を胸に抱いてバイオリン弾きへの道を歩み始めたkero。 その後の運命はいかに?? そして、keroを襲った恐るべき真実とは!?



つ・づ・く