ibookとOSX

2003.2.16

ibook01.jpg 思わず買ってしまった白いibook。持ち歩けるということは本当に便利なものである。
ibook02.jpgこれは通称「スライム」のAirMac。これのおかげで、電話線に繋がなくても家中どこからでもネットサーフィンが。設定も超簡単で、あっという間にibookが無線LANにつながった。



「その日は突然やってくる」に書いたとおり、ちょうど1昨年、我々は新しいタワーMac君を購入。すばらしいスペックに酔いしれて、ネットに、お絵かきに、はたまたゲームにはまったり、非常に楽しい毎日を送っていた。

が!2002年の師走のある日、そのタワーMac君が突然、起動スイッチを押してもウンともスンとも言わなくなってしまった。ああ、ま、またか?去年買ったばっかりなのに、またしても・・・。我々夫婦は顔面蒼白になり、大切なタワーMac君をあわてて段ボールに包み、購入店に駆け込んだのである。

パソコンショップのお兄さんいわく、「うーん、多分スイッチの所が壊れているだけだと思います。下手をするとマザーボードにもトラブルがあるかもしれないですが・・・」

ほお〜〜〜っ。ああ、すぐ直るのか〜〜。と我々夫婦が安堵のため息を漏らしたのもつかの間、パソコンショップのお兄さん、「しかし、アップルはメーカーさんの都合で、修理に出しますと、早くて2週間、遅くて1ヶ月かかります!」

ひえええええ!!!

パソコンが1日使えなくても、何となく不安を感じてしまう「依存症」な我々夫婦である。2週間なんて耐えられるだろうか・・・。ましてや、1ヶ月なんて、依存症の限度を超えているぞ!

ここまで依存症になるなんて、我々はもしかしたら異常なのであろうか?ついにちょっとオタクな人になっちゃったんだろうか?

しかしっ、仕事の依頼もメールで来る(こともある)。keroの個展に「明日見に行きます〜」なんてお友達からのお知らせも、メールで来る(こともある)。これが「もし」ぷっつり切れてしまったら。2週間とか1ヶ月後に返事を出す羽目になったりしたら。どんなに実生活にマイナスであろうか。

デジタルな生活というのは、便利なようで実に不便なものでもある。だって、パソコン1台壊れたら仕事も私生活も「ぷっつん」しちゃうわけだもの、ね。

次の瞬間、我々夫婦がパソコンショップのお兄さんにハモって口にした言葉・・・。「では、2台目として、ibookを購入していきます!!」

ああ、この年末の物いりな時になんという高額な出費。2人家族なのに2台のMac君とは・・・。

しかし、この緊急事態を前にして、我々は「とにかくすぐに使えるMac君が必要だ!」と一致団結した見解を出したのであった。パソコン、「使えなくなる」事態だけは、もう耐えられない我々。嗚呼。

kero一句。「かなしいな。デジタルいいけど、お金がばんばん」。・・・あ、字余り・・・。(^^;)

しか〜し、天はこんな悲しい我々夫婦に一抹の光を投げかけてくださったのであった。前に旧DT266がぽしゃったのが購入後ちょうど3年目だったこともあり、タワーMac君購入時には、あらかじめ購入店で「購入後3年間無料保証」の保険をつけておいたのである。ちょうど購入後1年ちょっと過ぎだったから、このままメーカーの保証に出したりしたら大変高額な修理代を要求されるもんね。修理代はとりあえずタダ。不幸中の幸とはこのことである。

さて、愛器タワーMac君を修理にあずけ、バックアップ用にしていた内蔵スレイブのHDを手にして、おまけに、ibookと無線LAN装置AirMacまで新規購入して、家に帰ったふたり。

ibookを起動して初めにやったこととは・・・。そう、ネット接続を復帰させること。HPの掲示板を見たり、メールをチェックしたり・・・。

我々の生活で、どんなにネットが大切なものになっているかが認識出来るヒトコマであった・・・。だって、電話がとぎれたら、郵便物が届かなかったら、どんなに不安か。ついに、ネットもそういう通信手段として立派に機能していたわけである。

新ibookの感想は?

いや〜〜、「パソコンを持って歩ける」というのがこんなに便利なものとは思いもよらなかったです。おまけにワイヤレスインターネットだし。ダンナちゃまは寝室にまで持っていってベッドの中で操作している始末。ノートパソコン、できたらもう一台くらい欲しいかも。・・・って、懐がもう少し暖かくなったら、ですけどね。(^^;)

さて、最近のMacは、今までのclassicOSからOSXへの移行を実行中。

新ノートパソコンをゲットしたこともあるし、そろそろ面倒臭くて敬遠していたOSXも勉強してみようかな〜。と、keroは起動ディスクをOSXに切り替えてみる。

何とOSXはフォントが美しい。近眼のkeroでも、目が痛くなったり、疲れ目でしょぼしょぼしたりしなくてすむ。乱視気味のダンナちゃまでも、細かい字まではっきり読めるゾ。

最初のうちは、フォルダの移動などがOS9と勝手が違うので、少し慣れが必要ではあったが、ネットサーフィンしたり、長文を読んだりしていたら、もうこれは元のOS9には戻れなくなりそうな快適さである。修理から戻ってきたタワーMac君も、早速Xで起動して、ibookと相互にファイル共有やプリンタ共有などやってみるが、OS9の時とは違い、全然動きが重くならないぞ。

美しいOSXではあるが、ちょっと不満な点がいくつか。

さらに、さらに。OSXに乗り換えるためには、まだ行く手に数々の難題・・・というか、痛い出費が待ち受けているのである。

はあ〜〜〜。

前も書いたけれども、パソコンって本当に金食い虫だ。(爆)