京都大阪B級グルメの旅

2002.06.19

いつもは出不精なkero。しかし、このたび京都での個展のついでもあり、ついに重い腰をあげ、京都・大阪の大・食い道楽の旅をしてきたのである! ドラマと謎に満ちた旅の記録を皆さん読んでくださいな〜〜。(^^)

・・・あ、旅の記録ではなく、食い道楽の記録ですね。しかも、私の場合はB級グルメ専門ですが。(爆)



○旅のもくじ○
■ちょっと辛いぞ一銭洋食
■グリーンティーは大人の味
■立ち食い串カツ体験!
■あこがれのイカ焼き
■ディープな鶴橋
■串カツは新世界か?
■道頓堀はやっぱり大にぎわい
■番外編・謎深まる大阪エスカレーター事情


■ちょっと辛いぞ一銭洋食

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さて、京都といえば懐石料理など、渋い料理が有名だ。しかし、keroの場合はこれは専門外。(←なんのこっちゃ〜)

まず、向かった先は一銭洋食のお店。これは、友達が京都に行ったときにハマりまくり、「よく作り方を見ておけ」とまで言われていた。しかし、関東人としては謎の食べ物である。私も実は未体験。

てくてくと歩いて、祇園のそばのお店を発見。うーむ、店構えはレトロな雰囲気。

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一銭洋食一個600円なり。
これしか作れないとある。
席につくなりお姉さんが
「一銭洋食、人数分焼いて
よろしおすか」と聞いてきた。
大変レトロな店構え。
観光客や外人さんにも
大人気。

店の正面で一銭洋食を山のように焼いている。しばし観察して成分を研究する。

メリケン生地をまあるく広げ、その上にかつおぶし・九条ねぎ・たっぷりの揚げ玉・さらに卵二つ。しばし火を通したのち干えび・紅しょうが・こんにゃくと牛スジの煮物。その上に、また生地を少しばかり回しかけ、さらにナマの牛バラスライスをのせ、裏返して焼く。元に戻して二つ折りにして食するようだ。なんだかすごいボリュームだ!!

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揚げ玉の量が半端でないぞ!!
牛のバラスライスは、鉄板の別のところで
ちょっと焼いてから乗っけている。

席につき、生ビールと一銭洋食を注文。このお店では、「冷やしアメ」という謎の飲み物もあるようだ。いったいどんなのだろう?名前からするとたいそう甘そうな感じだなあ〜。(非・甘党のkeroはこの飲み物はパスしてしまった。)

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店内風景 店内にはちょっとエッチな
絵馬がたくさん飾られている。
うーん、謎の雰囲気。

来たぞ、一銭洋食!!

うう、見た感じ、すご〜〜くソースがたくさんかかっている・・・・。 これはソースっ辛そうである。

食べた感じは・・・・・

やっぱりソースっ辛かった。(爆)

でも、卵の黄身がとろ〜〜りと流れ出て、とても美味しかったです。もう少しソースが少なかったらもっと美味しかったね、きっと。我が家でもやってみよう、一銭洋食!




■グリーンティーは大人の味

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京都らしい、古い家屋が建ち並ぶ この一角に元お茶屋さんの建物で
喫茶店をやっているお店が。

腹一杯になったkero一行は、京都らしい通りを腹ごなしに散策。京都って、やはり古い町並みが保存されていて、とてもいいですね。こんな渋い通りを浴衣を着て歩いたら、気分が盛り上がるだろうなあ〜。

この通りに昔の御茶屋さんの建物で喫茶店をやっているお店がありました。履き物を脱いで畳の部屋でグリーンティーを飲む。

おいしいっ!!

よく関東地方では甘ったるいのが出てくるが、ここはちゃんとガムシロップが別に出てきた。非・甘党のkeroにはとてもさっぱりして美味しかったです。

御茶屋さんと言えば舞妓さん。そういえば、旅行ツアーのオプショナルのパンフレットを見たら、「舞妓さん体験」というのが書いてあったっけ。舞妓さん遊びとはどのくらいの金額なのだろう、と思って熟読したら・・・。な、なんと「あなたが舞妓さんの格好をして一晩すごせます!」てな内容だった。(^^;)それを読んだウチの旦那ちゃま。「keroが舞妓さんの格好をして、オレの隣で酌をしてくれたって、いったい何が面白いんじゃあ!!」と一言。ううう〜〜ん。ごもっとも(笑)。




■立ち食い串カツ体験!

大阪は梅田へ。

梅田の地下街に立ち食い串カツのお店を発見。

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巨大な梅田駅の中でも、
とりわけチープなお店が
この界隈にはたくさん!
立ち食い串カツ屋さん。
タダのキャベツが
てんこ盛りになっているのが
目をひくぞ!

ちなみに・・・・・。大阪では、けっして「串揚げ」とは言わない(らしい)。「串カツ」である。

そして、なんといってもチープであることが関東とは一線を画する所であろう。ウチの旦那ちゃまも、予備校時代にちょっと飲みたくなったらば、迷わず「立ち食い串カツ」だった、と述懐するのである。それほど、チープな食べ物・串カツも、関東で「串揚げ」になると、お店は綺麗で座って食べれるけれど結構お値段はりますよね、確かに・・・・。

女の子だから立ち食いは敬遠するかって?いいえ、keroは決してそんなことないです。ですから、一行は迷わずのれんをくぐり、魅惑の串カツ屋に突入。

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立って食う。
これがやっぱり
串カツのツボ?

ソースは一回限り。キャベツはタダ。これは立ち食い串カツ屋の必須事項で、keroだって関西人ではないけど知っているぞお〜〜。気になるお値段は、一本110円から130円くらい。豚(トン)をたのむと2本出てくるようである。(寿司屋といっしょね。)ここの串カツ、5本も食べたら、もうお腹一杯になりそうなボリュームだ。

しかし、お店はタバコのにおいで一杯なのに、なぜか灰皿がない。隣の兄ちゃんを観察していると、吸ったタバコは足下でもみ消していた。なんだかまるで中国ですねえ。ビールビンも飲んで床でたたき割ったりしたら、ますます中国っぽいけど、さすがにそれはなかったようだ。

さて、串カツ。 う、う、うまいい〜〜〜〜。(^^)

やはり、揚げたてをすぐに口に入れるというところがポイント高いよね。お皿にのっけて配膳するなどの無駄な時間がなく、その分アツアツの揚げたてを速攻で口に入れられる。それに、うまさには衣に秘密がありそうだ!メリケン粉のドロドロのようなものに材料の串刺しを入れ、ふわふわのパン粉をつける。なんともすばらしい職人芸。おそれいりました。




■あこがれのイカ焼き

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なんで、イカ焼きがあこがれの食べ物かって? 実は、keroはひいきのミステリ作家・東野圭吾さんの「白夜行」という小説を読み、その冒頭部分で述べられている記述によって、イカ焼きをあこがれとしていたのである。

「いか焼き用の鉄板は、二枚の鉄板を蝶番で繋いだような格好をしている。その間に、小麦粉と卵をからめた烏賊をプレスするように挟み、熱するのである。烏賊の焼ける匂いが食欲を刺激した。
十分に熱を加えた後、彼女は鉄板を開いた。丸く平たいいか焼きが片方の鉄板にはりついている。そこに薄くソースを塗り、半分に折った。それを茶色の紙で包み、はい、と笹垣のほうに差し出した。
いか焼き四十円、と書かれた札を見て、笹垣は金を出した。おおきに、と女は愛想よくいった。そして、新聞を手にすると、また椅子に座った。」
東野圭吾「白夜行」集英社文庫より

この部分は、1973年の話です。ということは昭和48年。いか焼き四十円だったのね〜。keroなどの年齢層にとっては懐かしい時代また時代を追っていくこの「白夜行」という小説、細部にいろいろ思い入れがあるんですが、はて?このイカ焼きは私keroが知っているものとはちょっと違います。小麦粉と卵をからめた烏賊、これは、ただイカにしょうゆを塗って丸ごと焼く、私の知ってる関東の屋台のイカ焼きとは、ちょっと違うぞお!!

それ以来、ずっと大阪のイカ焼きにあこがれていたkero。タコ焼きは似たようなのが関東にもあるけれど、イカ焼きはこういうの見たことないもんなあ。うちの旦那ちゃまの情報によると、阪神百貨店地下に元祖イカ焼きコーナーがあるらしい。迷わずGOである。

百貨店に向かう歩道橋の上で、「プロミス」の看板が斜めになっているのを観察。なんか、変だなあ、まことに大阪は謎の街である。

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問題の斜めになった看板。
納得のいく説明がほしいものである。

さて、デパ地下のイカ焼き売り場はすぐに発見出来た。なぜなら、イカを焼く香ばしくも格調高い匂いがあたりを支配していたからである・・・。値段を見たら、イカ焼き一枚120円。あまり昭和48年時代と変わらないところが嬉しいぞ!ちなみに、卵入りデラバンというのは170円だった。

・・・・ しかし、先ほどの串カツで、すでにお腹はパンパン状態であった我々一行。この上イカ焼きが食べられるのだろうか?日頃は大食いの我々ではあるが、かなりの危機感を感じて、恥を忍んで4人で1人前を注文する。

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恥知らずにも
4人で一人前頼んだイカ焼き。
お箸で四等分。

うーん、私はイカ丸ごとにちょっと小麦粉と卵が絡まっているものを想像していたのだが、これはどちらかというと、イカの入ったお好み焼き、って感じである。

味は・・・・うん!さっぱりしていて、ソースもどちらかといえばしょうゆっぽくて美味しい!生地もなんだかふんわりと。

関西は、こうしてみると、小麦粉文化が発達しているのですねー。タコ焼きイカ焼き、お好み焼きに串カツ、そして一銭洋食もしかり。このテーマで400字詰め原稿用紙に100枚くらい論文が書けそうな気もするkeroであった。

しかし、もっとお腹減ってるときに食べたかったです。せっかくのあこがれのイカ焼きなのにい〜〜。




■ディープな鶴橋

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鶴橋商店街は、アーケードの中に一歩足を踏み入れると、そこは韓国。狭い路地にハングル語と日本語が共存する非常にディープなエキサイティングな世界である。

keroは遠い昔に一回だけ韓国に行ったことがあるのだが、ここ鶴橋は韓国よりも韓国らしい。路地はまるで迷路のよう。その狭い路地に、ハングル語と日本語の混じり合った看板が立ち並ぶ。少し足を止めると、焼き肉屋のおばちゃんから「オセオセヨ〜」と声がかけられる。妙にほっとする街である。アーケードの天井のせいで、昼でも薄暗い。この日は大変暑い日だったので、このアーケードの日よけが大変ありがたかった。

肉屋、魚屋、乾物屋、チマチョゴリを売る衣料品店などなど、もうこれはディズニーランドよりも面白い市場がたち並ぶ。特に、お肉屋さんには見たこともないホルモン系の部位の肉がいっぱい!豚のアタマも丸ごとのってるぞ〜!昔ソウルでみた東大門市場の光景そのままだ。

ここ鶴橋では肉、野菜、魚、なんでも手に入りそう。今日が横浜に帰る日であれば、買いたいものいっぱいなのになあ〜。今買っても肉は持って帰れまい。惜しい事である。

あの、韓国で焼き肉を包むのには欠かせない「ゴマの葉っぱ」も売っている!私はソウルで焼き肉食べて以来、ゴマの葉っぱを求めて、探しまくったものだったが、横浜、少なくともkeroの行動範囲の中ではついぞ見つけることがなかったものだ。これは香ばしくておいしいのだ〜♪「サンチュ」つまりサニーレタスなんかよりずーっと良いのよ。ホント。

ウインドウショッピングに夢中になったために商店街内部の写真を撮り忘れてしまっていた。(爆)手元にあるのは入り口の写真のみである。この中が本当にミラクルワールドなのだ。

実は、ここに至るまでの道中、大阪のやけにエスカレーターの少ない駅の上り下りでkero一行は大変体力を消耗していたことを告白しよう。(日頃から運動不足だしねえ〜)それに加えて、6月とは思えない暑さのために、もうかなりヘロヘロになっていた我々は、写真を撮るということをすっかり忘れていたのである・・・。

このあと新世界、道頓堀を回って、再び夕飯に焼き肉を食べるために鶴橋に戻ってきたのである。ヘロヘロになってはいても、グルメのためならば苦労をいとわない我々一行。焼き肉は「B級グルメ」と言うかどうかが微妙なために、ここではあえて深く触れることは避けよう・・・・。

いえ、実は美味しさのあまり、またもや写真を撮り忘れてしまっただけなのですが。(^^;)鶴橋の有名な焼き肉屋「鶴一」の焼き肉は、たれが甘ったるくなく、少しぴりりとしていて、お値段もチープで大変うまかった。もうもうと煙を出す炭火の上で、keroたちご一行が舌鼓をうったことは言うまでもあるまい・・・。

そして、この日は朝からのあまりの飽食のために、一行のお腹はパンパンで、まるで狸の置物のようなハラになっていたのである。

今回の京都大阪B級グルメの旅の中で、もっとも深くkeroの印象に残った街、それは鶴橋!またぜひ訪れたいものである。再訪が近い日でありますように。今度こそ、カニのケジャンや、ザルの上で油切りをしている「チヂミ」を是非とも食べたい!そして、喫茶店で見かけた噂の「キムチサンド」というものも是非食して見たいものである。

●キムチサンドについては、友人の朝倉めぐみさんのHPに作り方が詳しく書いてあります。是非読んでみてね! 朝倉めぐみのSELFISH STUDIO/料理メモへGO!




■串カツは新世界か?

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通天閣と言えば大阪ミナミの象徴だ! そして、その回りに放射線状に広がる商店街、ここが新世界である。

鶴橋から環状線で新今宮駅にて下車。徒歩15分ほどでアノ通天閣が見えてきた。keroは思わず感動に打ち震える・・。あの「日立ITソリューション」と妙にでっかく書かれた文字。見栄えとかデザインセンスなどを全く無視したその威風堂々とした姿!

早速通天閣へ上ってみるkero一行。なんだか、さびれた風情が悲しくも旅情を誘う通天閣である。展望台へ上るのに600円も取られてしまったのはちょっと納得いかなかったが、お金を払ったら厚手の二つ折りパンフレットをもらえた。

そのパンフレットには「通天閣ペーパークラフト。切り抜いて、折って差し込むだけで、簡単にミニ通天閣が作れちゃう。さあ、チャレンジ!!」・・・・と、昔の「科学と学習」とか「小学○年生」の付録のようなレトロな組み立てキットが印刷されている。(^^;)(^^;)(^^;)

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通天閣組み立てキット。
ちゃんとミシン目が入っている。
こうやって
作るらしい。

この付録付きだから600円という金額、まあ致し方ないのであろうか。そういえば、少女時代に「科学と学習」とか「小学○年生」のような雑誌は、付録目当てで親に泣きついて購入してもらったものである。東京タワーの組み立てキットなんかもついていたなあ。そして、必死で組み立てたっけ・・・。

京都も大阪も、私のような年代のものにとっては、とっても懐かしい気持ちを蘇らせてくれる街である。東京とか横浜は、街も商店街もどんどん新しくなっちゃってねえ〜。でも、関西ではなんか、懐かしい街並みがまだまだたくさん残っている感じなのである。街並みだけでなくて、この「通天閣組み立てキット」もそうだけど。

展望台に上ってみると、思ったより見晴らしがいい。パンフレットに書いてあった、「大阪360度。パノラマ通天閣」という見出しは、まんざら嘘ではないようであった。(←疑ったりして、ごめんね、通天閣。)今日が薄曇りなのがちょっと残念。

ビリケンさんという、幸福の神様の像も祭られているぞ!これはアメリカの美術家がつくったという、福の神。足の裏をなでると、幸運が訪れるらしい。んで、ビリケンさんの足の裏はなでられすぎて、えぐれている。

我々も、さっそく足の裏をなで、お賽銭を投げ入れる。いつか、幸運があるといいね。(^^)

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これがビリケンさん。
足の裏が、なでられすぎて
えぐれてる。
大阪ミナミが一望できる
展望台。

さて。

通天閣を降りて、kero御一行は、ジャンジャン横町という通りを抜けて、タクシーを拾って道頓堀へと向かっていた・・・・。(そうである、この時は、繰り返すが、大阪の妙にエスカレーターの少ない駅のため、体力がめちゃくちゃ消耗されていたのである。)

タクシーの運ちゃんと、今日はどこへ行き何を食べたか、などとしゃべっていたら、運ちゃんいわく。「串カツ、梅田で食べはったんですか?串カツはやっぱり、新世界でしょう〜〜!

えっ、そうなんですか?「そりゃ、新世界でしょう〜。味が全然違いますワ。」うーーん、そういえば、あのジャンジャン横町には串カツ店がたくさんあったなあ。さっきの串カツでも充分感動的だったのに、それ以上の味があろうとは。恐るべしミナミの世界。

んなわけで、新世界で串カツ食べなかったわたしらアホでした。(^^;)今度来るときは新世界はジャンジャン横町に直行いたします。ハイ。




■道頓堀はやっぱり大にぎわい

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タクシーを降りて、堺筋から道頓堀の戎橋方向へタラタラ歩いたkero一行。

いやあ、やっぱり道頓堀はすごい人です。なんでこんなに人が多いんだ。人混みの大嫌いなkeroは、もう、目の前が暗くなる、サントワマミ〜、って感じで「くらくら」いたしました。

最近の不景気で、道頓堀は落ち込んでいる・・・と聞きましたが、なんのその。私はウチの旦那ちゃまと結婚した年、約10年前にこの街を訪れましたが、その時の印象そのまま。不景気なんのその。パワーは以前と全く同じ、嬉しい道頓堀パワーです。

ちょうどこの前日、日韓共催・W杯サッカー・日本×ロシア戦で日本が初勝利! かに道楽のカニくんも、日本のユニフォーム。食いだおれ人形も。(^^)

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やったぜ、日本初勝利!と書いてあります。
食いだおれ人形も日本サッカーチームの
青のマントをはおってます。
戎橋のグリコの看板。
なぜか懐かしさを感じる。
こちらもサッカーバージョン。

その後、梅田に一泊したあと、一行は帰路に就きました。名残惜しい京都、大阪の(B級グルメの)旅。また訪れる時が近いことを!!




■番外編・謎深まる大阪エスカレーター事情

ここからは、グルメの話ではないので、悪しからず。

私keroは、関西地方の旅によって、恐るべき事実を発見した・・・・。 それは、「エスカレーター」である!!

大阪をいろいろ回っているとき、「なんだか大阪の駅は、エスカレーターが少なくて疲れるなあ〜」と、オバサンくさい愚痴をこぼしていたkeroである。

だが。

keroに疲労をもたらしたのはそれだけではなかった。 なにか「いつもの日常と相反することが行われている・・・・」その予感は、はからずもエスカレーターに乗っていたとき現実となって現れたのである!!!

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これは大阪で撮影したもの。
矢印は、この手前の学生が、
すたすたとエスカレーターを
歩いて上っている進路である。
つまり、左側を、
急いでいる人のためにあけている。
何かが、変である。
試しに写真を反転したら!?
あれえ!!
これは関東地方の
エスカレーターと全く同じ!
つまり・・・、右側を、
急いでいる人のためにあけている。

皆さん、上の写真を見てくだされ!! この衝撃的な事実を、どなたか検証して頂きたい。

関東地方では、急がない人、立ってるだけの人は左側に立ち、右側を急ぐ人のためにあけている。

それが、大阪でkeroが観察したところによりますと、立っている人は右。つまり、左側を急ぐ人のためにあけている。

ひゃ〜〜〜〜。なぜ、関東地方と関西地方ではエスカレーターで「急ぐ人のためにあけている向きが左右逆なのでしょうか!?

奥がふかいぞ、エスカレーター事情!

さっそくkeroは調査を徹底すべく、「エスカレーター」で検索をかけてみた。すると、やはり広いネットの世界。「エスカレーターでは左右どちら側をあけるか」という統計的な分析をしているHPを多々みつけたのである。

それらの資料を読むと、意外な事実が浮かび上がってきた。

●やっぱり、関東以北はおおむね「右をあける」

●関西地方は「左をあける」。これは、万博の時の政府の指導によるものだという噂である。

●その他の地方は、特に急ぐ人がいないためとか(^^;)、JRと地下鉄ではルールが違うなどの理由で、一概に決まった法則はないようである。

●世界標準は、「関西仕様」つまり、「左をあける」らしい。大元はロンドンの地下鉄のエスカレーターだそうな。

そうだったのか!エスカレーターの立ち方一つにも歴史と風土が根付いているのだなあ〜〜〜。keroはひとつ勉強になりました。では、これにて・・・・

京都・大阪の旅は♪おわり♪