雁皮の鏡貼り

永沼版画アトリエの、2年に1度の展覧会「ミクロコスモス版画展vol.3」 。
情報をホームページにアップしたので、どうぞご覧下さい〜♪
詳しくは、またこっちのblogの方でもアップします!

さて、今日は裏技中の裏技(笑)
雁皮の鏡貼りで〜す!

木口木版では、雁皮に刷った作品を鏡面貼りにすることは多いのですが、銅版でもやれないものかと試してみた所、
●エッチングのように、インクが強く付いているなら大丈夫
●薄いアクアチント、メゾチントなどの調子は、やはり裏から見ると薄く見える

と言う感じでした。

まず、いつもの雁皮刷りと違って、
●台紙と雁皮の間に、わら半紙のような紙を挟んで刷る。
●もちろん、雁皮に糊を塗らない
と言う工程で、雁皮だけに刷っておきます。
わら半紙にインクが張り付かないように、雁皮の水分が乾いたら、そっと剥がして、乾燥させておきます。


DSCF4789.jpgまず、張り込む紙を水張りしておきます。2つの作品を張り込む時のガイドの線を、鉛筆で書いておきます。

前回雁皮だけに刷って置いたもの。

DSCF4794.jpg透明な塩ビ版に水で貼り付けて、糊を塗ります。

DSCF4796.jpg塩ビ版を台紙に当てて、張り込みます。

DSCF4798.jpgもう1枚も。こちらは、さっきのと逆さまの向きに張り込みます。

DSCF4799.jpg隙間が空かないように注意。

DSCF4800.jpg完成!
よく見ると少し黒の調子が変わっちゃいますが、鏡貼り作品出来上がりです♪


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